『親が毒親だったら「やっちゃダメ」なこと』について感想
2019.2.26
ヤフーニュースを見ていると、こんな記事が出ていました。
それを読んで思ったことをお話します。
コンテンツ
毒親から自分を守れるようになっていきましょう。
毒親から自分を守れるようになっていきましょう。
と「毒親」と言ってる時点でもう、自分を守れていると思いますよ。
自分を守れていない人は、
- 今の私があるのは私の責任
- 親は悪くない、私が悪いんだ
なんて自分を責めちゃってますからね。
「毒親」と親を毒にしている時点で、自分を守っているのではないでしょうか。
毒親の特徴
毒親の特徴として以下4つが挙げられていました。
- 自分や自分の育児に自信がない
- 子どもをひとりの人間として尊重できない
- 自分の価値観を押し付ける
- 子どもをコントロールしようとする
親ってだいたいこんなもんですよね(笑
なかなか「私は育児に自信があります。ばっちりです」なんて親はいません。
それに、子どもはコントロールしないと、言うこと聞かないですもん。怒ったり、条件付けないと、道には飛び出す、あちこちでわめく、部屋をぐちゃぐちゃにする。やってられません。ストレス溜まって子育て無理です。
人間誰しも「正しい」と思ったことをやっています。つまりその人の価値観にそった行動をしているし、その価値観の中で育った子どもは、自然と親の価値観に染まっていきます。
親も親なりに頑張っていた/頑張っているということ、すべての親/すべての人間は自分が正しいと思っている価値観で動いているということが、私がここでお伝えしたいことです。(もちろん、私も含めてそうです。)
毒親とは
毒親とは、「子どもの精神的な成長や人格形成において悪影響を及ぼす親」という意味で使われている言葉です。
具体的には、過干渉で子どもを理不尽に支配する親、子どもに依存する親、また育児放棄(ネグレクト)や精神的・肉体的な虐待をする親など、多岐に渡ります。
確かに、酷い親ですね。特に幼少期は親に面倒見てもらわないと生きていけないわけですから、育児放棄や虐待というのは、悪影響があるというのは確かにそうだと思います。
ただし、育児放棄や虐待された子がすべて社会不適応みたいになっているかと言うと、そうではないと思います。普通の暮らしをしている人もいると思います。
「大人になったら自分のことは自分で責任をもつ」と考えた方が、自立に繋がるのかなと思います。
絶縁? 逃げる? 毒親の対処法
「私がこうなったのは親のせいだ」と、親への怒りが沸いてくることもあると思いますが、毒親はまともな話し合いができない人が多いので、親に改心してもらおうと働きかけても難しい。
親に改心してもらっても、実は何も変わらない。
私は一時、自分の親を「毒親」と思っていたから、謝ってもらって、愛しているよと言ってもらって、抱きしめてもらったけど、まったく何も変わらなかった(笑
自分の人生を生きようとすると、親は、「私を置いていくなんて薄情だ」「育ててきた恩を忘れるのか」などと、子どもの罪悪感を刺激するような言葉をかけてくることもあります。しかし、それに負けずに少しずつ疎遠になっていく方向でがんばってみましょう。
これが正解だと思う。そこに「罪悪感」を感じちゃうから、自分の人生を生きていけないんだよね。
でも、そこを、
- 勇気を出して
- 罪悪感をもったまま
- 親に薄情と思われて
- 親に育てられた恩を忘れて
- 親を悲しませて
自分のやりたいことをやる、やりたくないことはやらない。ってやっていくと、自分の人生を生きていけるようになるよ。
毒親じゃなくても親への罪悪感はある
実はこの「親への罪悪感」って、毒親じゃなくても「自分らしく生きていけない」人は感じているんだ。
毒親じゃないというのは、めっちゃイイ親、例えば
- 金持ち
- 優しい
- 美人
- 自由放任
みたいな理想的な親でも。仮にそういう親だったとしても、「親が優秀すぎて、自分は情けない」みたいな劣等感を持ったりしちゃうんです。
自分を認めて、親を許す
私が自分の親を毒親と思っていたときって、
今の自分を、自分が認めてあげていなかった
ときなんですね。
だから、何かのせいにして自分を守るしかなかった。その「何かのせい」がたまたまそのときは親だったというわけです。
だから、「今の自分を、自分が認めてあげていなかった」をひっくり返して、「今の自分を、自分が認めてあげる」をしない限り、毒親じゃなくなっても、次は何かのせいにしたり、問題を作り出して、自分を守ろうとするからね。
今の自分を、自分が認めてあげると、勝手に親が許せるから。自分が自分を認めてあげていないのに、いきなり親を許すのって無理だから。
- 今の自分でもいいんだ
- 今の自分、OK
- 今の私で大丈夫
自分を認めるためには、上のような言葉を抵抗なく言えるようになるまで、声に出して言ってみるといいかもしれません。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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