罪悪感の正体は?罪悪感を植え付ける人/あなたに植え付けた人
2019.2.21
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罪悪感の正体は、ほぼ「おかん」
「悪い」という判断基準
罪悪感とは
- 自分が悪いことをした
- 自分は悪い人間だ
という思いですね。
罪悪感を感じる場面としては、
- 誰かに悲しい思いをさせた
- 誰かを傷つけた
- 法律に反することをした
- 倫理的に許されないことをした
- 生き物を殺した
- ミスをした、失敗した
このような場面があります。こういうことをした時に、「私、悪いことしてしまった」という罪悪感に苛まれることになります。
その「悪い」という「判断基準がどこから来たか?」「それ、誰情報?」を考えると、あなたの罪悪感の正体が見えてきます。
「おかんが言っていた」からがほとんど
心理学では、人間が生きていく上での考え方、価値観は幼少期に作られると言われています。幼少期、それも10歳までには作られるそうです。幼少期に一番関わりが深いのは、「母親」つまり「おかん」ですね。法律や倫理、社会常識みたいなものも、「おかん」を通してやってくるものです。
ここで、母親から言われた言葉を思い出してみてください。
- ○○したらあかんよ
- ○○したら罰(バチ)あたるよ
と言われたことはないでしょうか?
例えば…
- 友達が傷つくこと言ったらあかんよ
- 人をたたいたらあかんよ
- もの盗んだらあかんよ/万引きしたらあかんよ
- 無駄遣いしたらあかんよ
こういうのは、だいたいの人は言われたのではないでしょうか?
「○○したらあかん」と直接言われていなくても、
- おかんを怒らせた
- おかんを悲しませた
- おかんに反対された
- おかんが嫌な顔した
- おかんの期待を裏切った
ということから、あなたは判断基準を知っていくことになります。
「おかんが悪い」ではありません
ここで気をつけて欲しいのですが、「そんなことを教えてきたおかんが悪い」と言ってるのではありません。
おかんがそういう価値観、考え方、善悪の基準をもっていたから、それに基づいて、あなたは判断しているんですよ。と言ってるだけです。
みんなそれぞれの価値観があるというだけのことです。
「おかんの教え」に反した時に、罪悪感を感じる
「人をたたいたらあかんよ」とおかんに言われた人は、人をたたいたときにどう思うでしょうか?
- あっ、おかんにやったらあかんと言われたこをやってもた…
- まずいな…この事実は隠しておこう
なんて思うはずです。これが、罪悪感の正体=おかんの教えに反することです。
他にもある、罪悪感の種をまいてくる人
- 学校の先生
- メディア(テレビ)
こういうものも、判断基準を植えつけてくる人です。
しかし、もしあなたの両親(特におかん)が、
- 学校の先生の言うことなんか聞かんでええよ
- テレビを見せない家
だとしたら、あなたは学校の先生やテレビから、判断基準を獲得することはなかったでしょう。
なので、結論としては「おかんの教え」に反したときに、罪悪感を感じることになります。これが、罪悪感の正体です。
同じことをして、罪悪感を感じない人もいる
人を悲しませる人
よく考えて欲しいのですが、「ひどいことを言って、人を悲しませた」という事実に対して、2種類の反応があります。
- 罪悪感を感じる人
- 罪悪感を感じない人。ケロっとしている人。
同じことをしても、感じる人と感じない人がいます。
もうお分かりだと思いますが、その人のおかんがどう教えていたかによります。「人を傷つけるようなことを言ってはいけない」と言われたら、罪悪感を感じる人になります。特に何も言われてなかったり、「人を傷つけることもあるよ」と言われたりしていれば、それほど罪悪感を感じることはないでしょう。
「罪悪感をすべて消そう」ではありません
どちらがいいか悪いかということではありませんが、あなたがおかんから多大なる影響を受けているということは、知っておくと良いです。
特に、もし今あなたが
- 自分らしく生きられない
- 生きづらさを感じている
のであれば、おかんから影響を受けまくっている可能性大です。頭の中におかんが住みついている状態です。
そういうときは、「おかんの言いつけを破る」方を選んで行動していくと良いですよ。
特に困っていること、悩んでいることがないなら、「おかんの教え」を守っていけばいいですね。
逆に、
- 今うまくいかないことがある
- もっとラクに生きたい
なら、いったん「おかんの教え」に反してでも、「おかんを悲しませて」でも、自分がやりたいと思ったように、自分の気持ちに素直な方で、動いてみると良いですよ。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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