将来が不安なときは「今、あるもの」「すでに、持ってるもの」を考えよう
2019.3.26
あなたは今、何かを勉強していますか?何かのスキルアップをしていますか?勉強やスキルアップ、確かに向上心があり、した方がよさそうに聞こえます。しかし、もしあなたが「将来が不安だから」という理由で勉強やスキルアップに励んでいるなら、一旦止めた方がよいですよ。勉強やスキルアップが、余計に大きな不安を生み出すことになるからです。
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20代後半~30代前半のいろんな不安
20代後半~30代前半は人生の中で不安や葛藤を感じやすい時期で、クォーターライフクライシスと呼ばれています。
特に向上心が高い人、上昇志向が高い人は、20代前半に思い描いていた姿に近づけずに、大きな焦りや不安を感じるのです。
例えば、
- 貯金が全然貯まってない
- 職場で全然昇進していない
- 職場でやりたい仕事ができていない
- 起業しているはずなのにできていない
- 家族にばっかり時間をとられている
- SNSで知人の活躍する姿が目に入る
そんなときに「ヤバイ、俺、何も達成していない」とものすごい焦りが出てきます。かつての私がそうでした。
- 30歳にはお金には困らなくなっているだろう
- 30歳には豪邸に住んでいるだろう
- 30歳には一年の半分はハワイで暮らしているだろう
- 30歳にはサラリーマンなんてとっくに止めているだろう
- 30歳には本を出版しているだろう
20代前半のときは本気でそう思っていました(恥。それを目指して、20代中盤、自分なりに仕事や副業を頑張っていたわけです。しかしその結果は、子どもを叩いて児童相談所のお世話になり、別居させられ、離婚寸前、貯金も数百万円ぐらいという状況になってしまいました。
20代後半でやっていたこと
29歳ぐらいに、20代前半に思い描いていた自分には全く近づいていない自分に、私はめちゃくちゃ焦っていました。子どももいましたが、家族との時間を削ってでも、お金を稼ぐための副業をやりたいと思っていました。
副業で財を成すために、
- 新たなノウハウの習得(知識が足りない)
- 仲間作り(仲間がいない)
- 時間作り(時間がない)
そんなことを考えていました。
仕事でも知名度があり、給料の良さそうな会社に転職するために、
- 最新の技術の勉強
- スキルアップ
を頑張っていましたが、どれも本当に中途半端でした。中途半端どころか、触りの部分くらいで終わっていました。
不安や焦りを消すための行動が、さらに大きな不安や焦りを招く
上で挙げたようなノウハウの習得やスキルアップに励んだ結果、さらに大きな不安や焦りが生まれました。具体的には、
- 新たなノウハウを習得しても、通用しないシーンが出てくる
- 仲間を作ろうとしても、こちらには与えられるものがない
- 時間を作ろうとしても、もっと時間が必要になる
- 最新技術を勉強しようとすると、もっと知識が必要になる
- スキルアップをしようとすると、もっとスキルが必要になる
あなたは思い当たる節がありませんか?私はそんな泥沼にハマってしまい、足が抜けなくなったのです。
例えば最新技術を勉強しようとすると、それの基礎となっている技術やそれを実用化するための技術なんかも勉強して、使えるようにならなければ、転職するときやビジネスをやるときには全く役に立たないのです。勉強すればするほど、勉強すべき分野が増えて、終わりが見えなかったのです。
不安や焦りを消すための行動をやめよう
さて、もしあなたにも思い当たる節がある、つまりあなたが「不安や焦り」を感じていることを認識できるなら、不安や焦りを消すのは簡単です。
ステップ1 向上するのを止める
- 新たなノウハウを習得するのをやめる
- 仲間を作るのをやめる
- 時間を作るのをやめる
- 最新技術を勉強するのをやめる
- スキルアップをやめる
今やってる、不安や焦りを消す為の行動をやめるのが最初のステップです。これは簡単ですよね。スキルアップしようとしなければいいのですから。スキルダウンしようとしなくてもいいですよ、今のスキルのままで大丈夫ということを知るということです。
ステップ2 既にあるものに目を向ける
今やってる行動をやめたら、次は「今あるものに目を向ける」ステップです。
例えば、
- 実は奥さんも子どももいる
- 実は貯金が300万円もある
- 実は親が助けてくれる
- 実は今の仕事はうまくこなせている
- 実は今の職場の人には恵まれている
こんな風に、「実は○○がある」という形式で、今の自分を見つめてみましょう。今の自分を掘り下げていくステップです。50個ぐらいは書き出してみてください。すると、あなたが本当に欲しかった「安心」が手に入っています。
「不安や焦りを消したい」というのは、言い換えると「安心が欲しい」のです。今あるものに目を向けるのが、安心を手に入れる最も簡単で、唯一の解決手段です。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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