子供が許可を求める。いいかダメか聞いてくるとき。
2019.3.13
子どもが「やっていい?ダメ?」と聞いてくることが気になるときありませんか?もしかしてこの子、親の許可がないと何もできない子になったんじゃないかしら?って心配になるかもしれません。そんなとき、どう対応していけばいいか、お伝えします。
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マッキー使っていい?ダメ?
昨日、5歳の長男が「マッキー使っていい?ダメ?」としつこく聞いてきました。
なぜそうなったかと言うと、以前、自由にマッキーを使わせていたら、シーツやダイニングテーブルなんかにも落書きして、汚されまくったからです。おまけに、キャップを開けたままにして、翌日、からからになったマッキーを発見。「もう絶対に使うな!」と怒りました。
それから1ヶ月経った昨日に、また別のところにマッキーがあったので、それを見て「マッキー使っていい?ダメ?」と聞いてきたわけです。
親としては、マッキーぐらい自由に使って欲しいもの。子どもの創造意欲をなくしたくないので、自由に遊んで欲しい。でも、前回みたいに部屋中に落書きされたりキャップを開けっぱなしにされるのは嫌。
「マッキー使っていい?ダメ?」と聞かれたとき、最初は適当に「うーん」って応えていたのですが、「うんじゃわからない!」と言って、何回も「いいの?使っていいの?」と聞いてきました。
私は心理カウンセリングの仕事をしていて、「親の許可なく行動しよう」ということを教えているのに、子どもがそういう風になってることに少々焦りました(笑。
「遊んで欲しいけど、汚されるのは嫌」という板挟みでした。
あなたはこういう状況、ありませんか?そんなとき、どうしますか?
「ダメ!」とばっかり言ってませんか?
子どもに考えてもらおう
私は「使ってもいいけど、部屋を汚されるのは嫌」と言いました。それでも、何回も「いいの?使っていいの?」と聞いてきます。
この子は、「いいか、ダメか」という結論だけ欲しがってるように感じました。
10回ぐらい、「使ってもいいけど、部屋を汚されるのは嫌」→「いいの?使っていいの?」というやりとりがありました。
そこで私は
「パパなんて言った?考えてみて。」
と言いました。
すると子どもは考え始めました。
最初は「何て言ったっけ・・・?」と考えていて、「部屋を汚されるのは嫌・・・」と自問自答していました。
最終的には、
「じゃあマッキーは関係ないんだね~」
と言って、使うことにしたようです。マッキーで自由帳にトランプの絵柄を描いて遊んでいました。
ようやく、子どもが自分で考えて、行動してくれました。
私の「子どもに自由に遊んで欲しい」ということも叶えられ、とてもよかった出来事です。
いいか/ダメかだけ伝えていると
ぜひ、「いいか/ダメか」「やるか/やらないか」を子ども自身に考えさせるようにしてください。
親がもし「これはいい」「それはダメ」しか伝えないと、子どもは自主性をなくして、親の許可がないと行動できないようになるのは当然です。
そうすると、子どもは親のいうことを聞く、
- 便利な子
- 都合のいい子
- いい子ちゃん
にはなるかもしれません。しかし、そうなると大人になってから「生きづらさ」を抱えやすくなります。大人は何でもあり、自由な世界です。自分の人生は自分で作っていくのが本来の姿。
社会のルールや常識の範囲内で生きていては、自分の人生が楽しくなくなってきます。そうすると「こうやってやっていくしかないんだ・・・。」と追い込まれてしまい、生きる意欲がなくなっていくのです。
なのでぜひ、「これはいい」「それはダメ」と許可を出すだけじゃなくて、「自分で考えさせる」ようにしてくださいね。
子どもが自主的に動くと親のストレスも減る
そうして子どもが自分で「いい/ダメ」を判断してくれると、いちいち自分に許可を求めてこないので、ストレスが減ります。
毎回毎回、「これ使っていい?ダメ?」なんて聞かれると、嫌な気分になりますよね?面倒ですし。
子どもは結局使いたい=許可を出して欲しいと思っているので、「いい」と言うまで聞いてくるもの。
そこで「ダメ」って言うと、なんとなく子どもにもかわいそうな気分になります。
子どもが自分で考えるようになるまで、最初は粘り強く言い聞かせる必要があります。
しかし、一度クセができてくると、自分で考えてくれるようになりますよ。
親も子どもにもメリットがあるので、ぜひ試してみてくださいね♪
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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