子どもはどこまで褒めればいい?子どもを褒めるのが苦手なあなたへ
2019.3.19
子どもは親の愛情がすべてで、褒めてもらうのが本当に好きです。褒めていると「褒めて褒めて」になって、何でもかんでも褒めないといけない・・・そんな状態になるかもしれません。このとき、褒めるのがちょっと辛くなってくるかもしれません。そんなとき、どこまで褒めたらいいのでしょうか?考えてみましょう。
コンテンツ
兄弟で「すごい?」合戦が始まる
グッド?ベリーグッド?ナイス?
子どもが保育園で英語のクラスがあるので、最近私は子どもを「good」とか「very good」と褒めるようになりました。
それが子どもはとても嬉しいらしく、ちょっと片付けをすると「ベリーグッド?」って聞いてきます。私からすれば、片付けしてもらえるとありがたいので、そこは「ベリーグッド」です。
保育園の帰り道、道路を横断するときに、手を上げて渡っていました。その後、「ベリーグッド?」って聞いてきました。私からすれば、手を上げて渡るのはいつも教えているし、当たり前のことなので、「グッドとかではないな・・・」と思ったので、「ナイス!」と言いました。
そしたら「ナイス」って何?と聞いてきたので、「素敵なことだよ」と答えはしたのですが、もはや何がナイスで何がグッドなのか分からなくなり、「そんなことも褒めないといけないのか・・・」とちょっと辛くなりました。
ベリーグッドに疲れた
昨日も保育園から帰っていると、子どもが先に走っていったのですが、横断歩道の前で止まって私を待っていました。その待っていた事に対して、子どもがvery good?って聞いてきました。
私からしたら、横断歩道を先に渡られると危ないので、待っていて欲しいです。ですが正直、褒めるようなことではないと思いました。ですが、良いことだったので「very good!」と言いました。
そしたらそれ以降、なんかよくわからないですが、何でもないことで「ベリーグッド?」って聞いてくるようになり、
どこまで誉めなあかんのやろ?
って思いました。
子どもは誉められるのが大好きです。2~3回褒めてると、兄弟で褒められる合戦が始まって、ちょっとしたことで褒められよう褒められようと、「ベリーグッド?」と聞いてこられて、褒めるのに疲れてしまいます。
聞かれるたびに、
- これはgood
- これはvery good
- これはnice
って考えるのが本当に疲れてしまいました。
そんなとき、ふと思ったんです。
なんで?「どこまで褒めなあかんのやろ」
と自分は考えているのだろうか。これは褒める、これはすごく褒める、これは褒めないの基準って何?と。
そう考えてたどり着いたのが、
どこまでも褒めていい。
のではないかということです。
- 小さいことでも褒める。
- 当たり前のことでも褒める。
- もう、できてなくても褒める。
- 生きているだけで、ただただ褒める。
でいいんじゃないかと。そしたら、自己肯定感が高い子になりそうですよね。「僕って生きているだけで褒められる存在=価値がある存在なんだ」と自然と思うようになりそうです。
なぜ、私は褒めることを考えるか?
あなたは、子どもを褒めるとどうなると思っていますか?もしくは、どんな時に褒めようと思っていますか?
- 褒めたら調子乗る。
- 褒めてばかりだとダメになる。
- ○○できたら褒める。
- 言うことを聞いたら褒める。
そんな風にもしかして思っているかもしれません。
では、
なぜそう思うようになったのでしょうか?
これは私がいつもお伝えしているとおり、幼少期に親からそう刷り込まれたからですよね。おそらくあなたは、
子どもの頃に親から褒められた基準で、
子どもを褒めている
と思います。ここでは、今の自分の行動が、幼少期の記憶から来ているということが分かればOKです。
それとは別にちゃんと叱る
ただし、褒める一方で、叱るときはちゃんと叱ることももちろん必要です。
「褒めるだけ」ではなくて、「叱る」もやる。褒めるだけだと、それはそれで「何だかな~」という気分になるはずです。一方、「叱る」だけだと子どもも自分も毎日が楽しくなくなるでしょう。
「褒めるだけ」で「叱らない」がいいですよと言ってるわけではないことに注意してください。
子どもを褒めるようにしか、自分を褒められない
この記事を書いていて、以前に書いた記事を思い出しました。「褒めて育てるは間違い?弊害と、子どもの褒め方」です。
もしあなたが、
- 褒めたら調子乗る。
- 褒めてばかりだとダメになる。
- ○○できたら褒める。
- 言うことを聞いたら褒める。
こんな風に思っていたら、できたこと、言われたことを守ったときに子どもを褒めているなら、自分に対してもそうしているはずです。
その結果、
- 褒めたら調子に乗る→だから、あまり褒めない
- 褒めてばかりだとダメになる→だから、あまり褒めない
- ○○できたら褒める→できなかったら落ち込む
- 言うことを聞いたら褒める→言う通りにやること優先
こんな自分になっていませんか?そんな生活につまらなさや、退屈感を覚えているかもしれません。
もしそうだとしたら、まずは小さいことでもいいので、自分か子どもを褒めるようにしていきましょう。
例えば、
- 保育園に行けたこと
- 朝、目が覚めたこと
- 今日一日が無事終わること(寝る前)
など、当たり前のことから褒めていくと、どんどん褒め上手になっていきます。
そうすると、次は他の人のことも褒められるようになり、人間関係が上手くいくよう回り始めます。
やっぱり人間、褒められると嬉しいものです。今の100倍は褒めることを目標にしてみてください。人生が楽しくなること、間違いありません!
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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