子どもに怒りたくない?怒る時にこの2つを伝えよう。
2019.2.18
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子どもに怒ってしまう「自分」が嫌!?
子どもに怒ってしまう自分が嫌だって悩んでいませんか?
私もよく子どもに怒っています。というか、毎日確実に1回は怒っています。それでも子どもは「パパ大好きー」って言ってくれます。子どもに怒るのは、もうしょうがないですよ。子どもは「怒られるのを喜んでいる」面もあるぐらいです。
まずは「怒ってしまう自分」を認めてあげてください。
- しょうがないよね~
- 怒りたくなくても怒ってしまうんだよね~
- 私ってよくやってるよね、ほんと。
- 怒る以外は実はけっこういいパパだよね~
そんな風に、「怒ってしまう自分」を認めてあげましょう。
自己嫌悪すると、さらに大きな怒りを沸かせる出来事がやってくるものです。そもそもなぜ子どもを怒ってしまうかというと、愛情があるからですよね?愛情がないというのは、つまり、無視/無関心。しっかりと子どもに関心が向いているという証拠なんですよ。
怒らない子育ては無理!諦めよう。
子どもに怒らないって無理ですよ。だって、ほっといたら、どんどんいたずらやわがままってエスカレートしますもん。
怒らないと確実に家がむちゃくちゃになってしまいます。子どもはやっていいこと/いけないこと、やって欲しくないことをわかってないので、怒って伝えるぐらいしか方法がないです。
怒らずにやるとしたら、無理やりおもちゃをとりあげるとか、身体をつかんで強制的にひっぱっていくとか、そういう方法しかありません。それはそれでどうなの?って感じですよね。「ちゃんと伝えればわかってくれる」が通じない世界です。
怒らないなんて無理。私も理想のパパ、優しいパパになるために、にこやかに諭すように言い聞かせるという努力をしてきましたが、余計にイライラするということがわかって、その努力を止めました(笑。今では自由に怒って怒鳴ってキレています。
怒らないように怒らないようにしていること自体が、余計に子どもを怒るようなことをさせているわけです。「怒らない子育て」は諦めて、とっとと怖いパパになってしまいましょう。
怖いパパが平穏なとき=優しいパパなわけです。理想としている優しいパパも、ちゃんと怒る時があってこその話ですよ。
「好きだけど、怒るんだよ」とわかってくれる5歳の子ども
先週末に回転寿司のスシローにいったのですが、嬉しいできごとがありました。
3歳の次男が、他の人の寿司が運ばれてくるレールを触り始めたので、「ダメ!やめなさい!」と言うと、「怒るのやだ~!」って言って泣き始めたのです。5歳の長男が最近よく「パパ怒るもん!」と言ってぎゃん泣きすることがあるので、おそらくそれを見て次男もマネをしているのでしょう。
店内で泣かれたら困るな~と思っていたとき、長男がこう言ってくれました。
「好きだけど怒るんだよ!」
これは、長男が「パパ怒るから嫌い!」「僕のこと嫌いなんでしょ!」と泣きながら言ってるときに、私と妻が子どもに言い聞かせている言葉でした。
私たちは『「好き」と「怒られる」ことは関係ない』ということをわかって欲しくて、泣きわめく長男を抱きしめながら、よく「好きだけど怒るんだよ」と何度も伝えていました。
そのことが、長男はようやく理解ができてきたようでした。「好きだけど怒る」ということを、長男が次男に言ってくれたことが、私にはとても嬉しいことでした。
「あっ、ちゃんとわかってくれたんだ」って安心したのです。
子どもに怒る時に伝えたいこと
子どもに怒ってしまうことは仕方がないことです。「怒らないように、怒らないように」とすればするほど、余計に怒りたくなってしまいます。
怒ると子どもは泣いたり拗ねたりしますよね。そんな時はこの2つを伝えてあげましょう。
怒った理由とあなたの気持ち
「怒った理由」というのは、「なぜ?怒ったのか?」「何に対して怒っているのか?」ということです。
たとえば道路で走り回っていて、「コラァッ!」と怒ったあとはこんな感じです。
- 自転車とか車が来たらひかれてしまうよ、危ないよ
- 走り回っていたら他の人の迷惑になるから、やめようね
これぐらいは多くの人は伝えているのではないでしょうか。まあ、伝えても1回ではわかってくれないので、しつこく伝え続けるしかありません。
それともう1つは、あなたの気持ちです。「それをされると、あなたはどんな気持ちになるのか」を伝えましょう。
- 君がケガしたらパパは悲しいんだよ
- 君がいなくなったらパパは悲しむよ
○○されたら、「どんな気持ちになるから嫌なのか」を伝えることで、子どもに伝わりやすくなります。
ここまでして言い聞かせてもダメなら、もう無理ですよね(笑。怒って当然です。怒って全然問題ないです。
怒ったことと好きなことは関係ないこと
怒ったことで泣いてしまったり、拗ねてしまったら、このことも伝えるとよいです。
- パパは君が大好きだけど、怒ってしまうんだよ
- 怒ってゴメンね。でも好きだから怒っちゃんだ
このことを伝えていくと、子どもは話を聞いてくれやすいです。怒られた=嫌われたという思考回路で拗ねられてしまうと、何を言っても聞いてもらえなくなってしまうからです。
なので、「怒られた=嫌われた」ではないんだよ。「好きでも怒るんだよ」ということを繰り返し伝えていくことで、あとあとも怒った時に話を聞いてもらえやすくなります。
やっぱり怒らないのは無理
ここまで怒ったときの伝え方を書いてきましたが、そうは言っても、怒らないのは無理だと思います。これらの伝え方をしたからと言って、子どもが素直に言うことを聞くわけではありません。
そんなときは、こう考えてみてください。
怒ることをする=子どもは自分らしく生きている
ということです。
つまり現段階で、「怒られるから、自分のやりたいことを我慢する」という人間にはなっていないということです。親の目線を気にたり、親の顔色をうかがうような人間にはなっていないということです。「怒られてもいいから、自分のやりたいことをやる」ということですから、子どもの自己肯定感は高いと言えますね。
もちろん、怒るべきとは怒らないといけないですし、怒りたくなくても必ず怒ってしまうので、あなたは「子どもの顔色をうかがわず」に、どんどん自由に怒ってください。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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