嫌な気持ち/嫌な感情を消す/手放すたった1つの方法
2019.3.6
あなたは嫌な気持ちになったとき、どうしていますか?嫌な気持ちに適切に対処できるようになれば、毎日が楽しくワクワクしたものになり、自分らしい選択をすることができるようになり、望むような人生を引き寄せることができるようになります。
コンテンツ
嫌な気持ち/嫌な感情とは?
ネガティブな感情の例
人生の中で、できれば感じたくない「嫌な気持ち/嫌な感情/嫌な思い」ってありますよね。例えば、
- 悲しみ
- 悔しさ
- 恥ずかしさ
- 怒り(腹立つ)
- 辛さ
こういうものは、できれば感じたくない、ネガティブな感情です。
感じていないふりをしていると・・・
そういう感情が湧いた、何かを見てそう感じたときに、あなたはどんな反応をしますか?例えば、
- 悲しくなった → 悲しくないふりする。笑ってごまかす。
- 悔しさ → 悔しくないふりする。相手を恨む。
- 恥ずかしさ → 恥ずかしくないふりする。平然を装う。
- 怒り(腹立つ) → 怒ってないふりする。ニコニコする。
- 辛さ → 辛くないふりをする。強がる。
こんな風にしていませんか?言い換えると、感じたくない感情を「ないもの」にして、「強がって」いませんか?
もしそうだとすると、要注意です。なぜなら、ネガティブな感情を避けていると、ポジティブな感情も感じにくくなってしまうからです。
例えば、
- 幸福感 あ~幸せだな~~
- 喜び 嬉しいな~~
- つながり この人と一緒でよかったな~~
- 達成感 やった~できた!
- 充実感 毎日楽しいな~~
そのような、どんどん感じたい感情、ポジティブな感情に対する感度も下がってしまいます。その結果、どうなるかというと、
手に入れても手に入れても満足できない
という体質になっていくのです。ネガティブな感情に「フタ」をしていると、「感情」そのものへの感度が下がってしまい、喜びや幸福も味わえなくなっていくのです。
もしあなたが、上であげたような感情を感じていない、または、「もっともっと」と欲しがってる気がするなら、
ポジティブな感情だけ手に入れよう!
としていないか、チェックしてみてください。最近の嫌な出来事、腹立たしかったことを思い出して、それが未消化のまま溜まっていないか振り返ってみてください。
人間関係がうまくいかない人
ネガティブな感情にフタをして、ないものにしていたり、強がっていると、人間関係がうまくいかなくなってしまいます。
特に、本当は怒っている(腹が立っている)のに、それを避けるために、相手にその怒りをぶつけてないでしょうか?
- こいつムカつくから、もう、無視しよ…(人間関係を切る)
- なんで俺がこんな目にあわないといけないんだ!(怒りをまき散らす)
- こんな気持ちになったのはお前のせいだ!(相手の責任にする)
相手にその怒りをぶつけるならまだしも、その感情を感じさせる相手を「無視」するという選択をしている場合、人間関係が終わってしまいます。
職場であれば、一緒に仕事をしていく仲間なのですが、仕事が回らなくなり、小さい作業しか回ってこなくなるかもしれません。そうなると、楽しくないですね。職場にいるのが苦痛になるかもしれません。
家庭であれば、一緒に子育てをしたり、イベントを楽しんだりする奥さんなのですが、1人でやらなくなるし、楽しめるはずの行事もつまらなくなってしまいます。そうなると、離婚を考えてしまうかもしれません。
そんな最悪の事態も引き起こす嫌な感情、どう対処すればいいのでしょうか?次からそれをお伝えします。
感じ尽くしたら、消える
幸せな感情は一瞬
感情は一瞬で流れていくものです。これは、ポジティブな感情もそう。
- 嬉しい!
- やった、できた!
- おっしゃ、手に入った!
- 幸せ~~~♪
と感じるのも、実は手に入った一瞬だけで、感じたら消えていきます。
こんなことを想像してください。真冬に雪が降る中に、Tシャツ1枚であなたは立っています。寒すぎるので走って旅館に戻り、服を脱いで温泉に入りました。そのとき、あなたが口に出す言葉は…、
幸せ~~~
ではないでしょうか?しかしその幸せ、ずっと続くものでしょうか?多分、1分もしないうちに、「ちょっと熱いな」と感じるでしょう。幸せというポジティブな感情も、ずっと続くことはありません。
嫌な気持ち/嫌な感情を消す/手放すたった1つの方法
これと同じで、ネガティブな感情も、正面から向き合えば一瞬で流れていきます。正面から向き合うとは、温泉に入って「幸せ~」というように、ネガティブな感情に浸る、味わい尽くすということです。
このときに、声に出すと身体で感じることができます。先にあげた例でいうと、
- 悲しくなった → 悲しくないふりする。笑ってごまかす。 → 「悲しいーーーー」
- 悔しさ → 悔しくないふりする。相手を恨む。 → 「うぅぅぅ・・・悔しい・・・・」
- 恥ずかしさ → 恥ずかしくないふりする。平然を装う。 → 「恥ずかしっ!」
- 怒り(腹立つ) → 怒ってないふりする。ニコニコする。 → 「腹立つぅぅぅ!」
- 辛さ → 辛くないふりをする。強がる。 → 「辛いすぎるぅぅぅ」
こういう具合に、声に出して気が済むまでその感情を真正面から受け取ってください。浴びきってください。
感じきったら、冷静に対応できる
感情を真正面から受け取ると、あるところで「あれ?何でそんなこと感じてたんだっけ?」と冷静になれるポイントが来ます。それが、感情を感じきったというサインです。
すると、冷静に「次にどうするか」を考えることができます。そこまで来るとしめたもの。
- 変えれないこと、しょうがないものは、しょうがないよね♪で終わる
- 変えれること、どうにかなるものは、そうなるように取り組む
という現実的な選択ができるようになっています。
「ちゃんと感じる」ことはやればやるほど上達し、できるようになっていきます。そうなると、もうネガティブな感情は怖れるものではなくなります。感じてどんどん流していけばいいのですから。
嫌な感情/嫌な気持ちが出てこなくなることはない
嫌な気持ちをないものにする、相手にぶつけるのをやめて、感じつくすようになったとしても、嫌な気持ちが人生の中で起こらなくなるわけではありません。
どんなに感情の達人になったとしても、
- 悲しいこと
- 辛いこと
- 腹立つこと
こんなネガティブな出来事は必ず起きます。
ネガティブな感情は人生のスパイス
これは「ユダヤ人大富豪の教え」で有名な本田健さんの言葉です。ポジティブな感情だけ手に入れようとすると、ポジティブな感情も感じなくなるということを想い出してください。
ポジティブな感情を感じるために、ネガティブな感情も必要なのです。あなたが人生の中で幸せや喜びを感じるために、ネガティブな感情はあった方がいいものなのです。
これからは、ネガティブな感情がやってきたら、
やった!ポジティブが手に入るチャンス!
と思って、しっかりとネガティブな感情を感じるようにしていきましょう。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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