夫婦関係は「妻」への「母親扱い」をやめると劇的に改善する!
2019.2.20
コンテンツ
週に1回は大げんかしていた私の夫婦関係
私が子どもを虐待していた頃、夫婦喧嘩は本当にひどいものでした。
週に1回は大げんか。週末に家族ででかけても、出先で喧嘩して、自分だけ帰宅。そんなことがよくありました。
結婚してから年々、喧嘩はひどくなっていきました。最初は私は根強く奥さんに向き合っていましたが、数年すると、「毎週同じような喧嘩している。もう嫌や。何年も話し合ってきて解決できひんねんから、もう話すのやめよ」と言って向き合うのをやめていました。
他にも
- 死ね
- クソ野郎
- そんな嫌なら何で離婚しないの?
そんな罵声を浴びせてしまったことも何度もあります。(奥さん、ゴメンね)
それぐらい、私にとって夫婦仲というのは大きな課題でした。ただ、ずっと悪いだけではなくて、もちろん喧嘩してうまく仲直りできたときは、いわゆる「ラブラブ」で幸せな状態が続きました。
でもそんな「ラブラブ」な状態は1週間も続かず、また週末には喧嘩。お互い家事・育児・仕事で疲れが溜まっていたから、ちょっとのことで喧嘩に発展しやすいという背景もありました。
劇的に改善した1つの発見
ドトールでキレた私
1年前ぐらい、ドトールで奥さんとコーヒーを飲んでいました。
私は最近感じたことや考えていたことを、奥さんに話していただけだったのですが、どうも会話がかみ合いません。奥さんが話しに対して「うん」と言ってくれず、いちいち「そうかな?」とか言ってきたので、私は少しずつ苛ついてきました。
そして最終的には「もうええわ、お前と会話したくない」と喧嘩して、ドトールから先に出てしまったのです。奥さんも険しい顔になっていました。
その後、本来なら一緒に保育園に子どもを迎えに行って、子どもたちに喜んでもらう予定だったのですが、私1人でお迎えに行くことになりました。
保育園に迎えにいく道すがら
そのとき、頭に浮かんでいたのが「おかんの顔」でした。なんとなく、「おかんの顔」がチラッチラッと頭に浮かんでいたのです。
おかんと話しが通じない感じだったのでしょうか。とにかくそこで私は、心理学を学んでいたこともあり、「ああ、なんとなく、奥さんじゃなくて、母親と会話してる気分になっているな」と気づいたのです。
気づいただけで変わった
「奥さんと会話しているつもりで、おかんと会話しているみたいになってる」ことに気づいた私は、意識的に「奥さんはおかんじゃなくて、1人の女性」というつもりで接してみようと思いました。
子どもを連れて家に帰って、奥さんの顔を見たときに・・・
なんと、怒っておらず、いつもの顔に戻っていたのです。
その後も、「奥さんは『女性』である」と意識するだけで、夫婦がなんとなくうまくいくようになったのです。
自分の行動も自然と変わりました。
- 重いものをもってあげる
- 扉を開けてあげる(レディーファースト)
- 優しい言葉をかける
そういうことをやろうという気に、勝手になっていったのです。それは、結婚前は当たり前のように奥さんにやっていたことでした。いつしか結婚して、奥さんを母親扱いするようになってしまっていたのです。
男性が結婚すると/夫になると、妻を母親扱いしてしまう仕組み
なぜ、男性が結婚して夫になると、妻を女性扱いしてしまうのでしょうか?結婚する前はラブラブで、永遠この状態が続くと思っていたのに、なぜ?
これは、人間の認知に関する原則が影響しています。
それは
人間は過去の出来事をもとに、目の前の出来事を解釈する
という超重要な原則です。
幼少期の男の子にとって、女性とは完全に「母親」です。(逆に、女性にとって男性とは「父親」です)
男性は幼少期に、母親との関係を通じて、「対女性」との関わり方をパターン化していくのです。
すると
- 飯を用意してくれる人
- 部屋を掃除してくれる人
- とやかく言ってくる人
- お小遣いをくれる人
そのようなパターンができています。(家庭によりますが)
成人して、結婚した後にそのパターンが出現してきて、目の前の「妻」である「女性」に対して、「母親のパターン」を適用してしまうのです。何も考えずに、心理を学ばずに、パートナーシップを学ばずにいると、一生このパターンから抜け出すことはできません。
意識の上で気づくだけで改善する
このパターンから抜け出して、夫婦関係を改善するには、
「俺、奥さんを母親扱いしているな」
と気づくだけで抜け出すことができます。(できました)
すると、
「いかんいかん、奥さんは母親ではない、1人の女性だった」
と思い直すことができます。
そうすると、自然と奥さんに対する接し方が変わってきます。1人の女性として扱う=結婚前の配慮ができるようになるため、奥さんの反応も変わってきます。
その結果、円満な夫婦に戻れるというわけです。
いかがでしたか?
あなたは奥さんを「女性」として扱っていますか?「母親」として扱っていませんか?
もし「母親」として扱っている、「母親の顔がちらちら浮かぶ」ようであれば要注意です。すぐに「奥さんは1人の女性である」と思い直してください。
カテゴリー: 夫婦円満・パートナーシップ ブログ
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
無料メール講座のご案内
イライラして子どもを叩いてしまうという会社員のパパへ
なぜ「今の自分を認めていないと」子どもを叩いてしまうのか?
夫婦円満になって、子どもを叩くのをやめる方法が学べる7ステップメール講座を無料でお受け取りください。
今だけ無料!