夫婦の依存関係。依存する人/依存される人ではなく、依存「させる人」でできていた。
2019.2.25
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依存する人/依存される人ではなかった
夫婦関係やパートナーシップのブログなんかを読んでいると、夫婦の「依存」について書かれていますよね。
- うまくいっていない夫婦は依存している
- 共依存になっている
- 依存度が強すぎるのが問題だ
なんて書かれています。ただ、正直、どのブログも難しい話しでよくわかっていませんでした。
私も数年前まではうまくいってるようで、うまくいってない部分も多かったですし、(夫婦喧嘩は今でもたまにある)さんざん喧嘩はしてきましたが、ようやくこの「依存」というものがわかってきました。
何がわかってきたか、それをお伝えします。
わかったこと1 依存される人ではなく、依存「させる」人の組み合わせ
今まで、依存する「依存する人」がいたら、反対には「依存される人」がいると思っていたんです。でも、最近、人間は何かをするとき、「○○する理由がある」から、そうしているということを発見しました。
それを依存ということについて見ていくと、「依存される」という受け身的な話しではなく、「依存させている」という能動的/積極的な話しだと気づいたんです。
「依存する人」の反対は「依存される人」と思っていると、
- 依存されるとしんどい
- 依存されるのは嫌だ
- 早く自立してよ
なんて思ってしませんか?しかし実はそうではなくて、
依存させておくと安心
な理由があるから、依存させているわけです。詳しい理由はもう少し下で。
わかったこと2 依存する人が悪いという話しではない
今までは依存=悪いことだと思っていました。
- 寄りかかっている
- ラクをしている
- 自立できずにいる
なんとなく、そんなイメージがあったからです。
しかし、「わかったこと1」の「依存させる人」は依存させる理由があるということに気づいてから、必ずしも依存する人が依存関係を作り出しているわけではないと気づいたんです。
つまり、2人がお互いを利用して、その依存関係を作りあっている。依存する人が自立すればいいという話しではなくて、お互いその問題があった方がいい理由、依存関係をするメリットがあるので、それを解きほぐしていけばいいというだけの話しなんです。
依存する理由
依存する人の理由は簡単で、依存する側は、
- 養ってもらえるのでラク
- やってもらえるのでラク
- できないことをしてもらえる
そんなメリットがあるでしょう。ただし、条件がつきます。
- 言うことを聞いておけば
- 管理されている限り
- 報告・連絡・相談さえちゃんとすれば
という条件です。
まるで、
- 親子関係
- 会社の部下-上司
みたいですよね。
こういう理由があるから、依存する人はなかなか依存から抜け出すことができません。
依存させる理由
依存させる人には、依存させておいた方がいい理由があるのです。
例えば依存させておくと、
- 管理/コントロールできる
- 余計なことしない
- 迷惑かけられることはない
- 心配させられることはない
そんなメリットがあります。
つまり、依存させておくと、「相手が何しでかすかわからん」という「不安」から逃れることができるのです。
と言っても、相手は人間ですから、コントロールしていても、何かしでかすことがあります。そんなとき、依存させる側は烈火のごとく怒りますね。平たく言うと、
何さらしとんねんワレ!誰のおかげで飯食えとるんじゃぁ!大人しく黙って言う子と聞いとけばええんじゃぁ!!!
と言いたいようです・・・。
男女いずれもが依存する人/させる人になりうる
- 男性はいつも依存させる人
- 女性はいつも依存する人
- 稼いでくる人が依存させている人
というわけではありません。
お金をせっせと稼いでくる人でも、コントロールされて、依存する側になっている人もいます。
男だからどう、女だからどう、働いてるからどうという話しではありません。
このパターンは、あなたが幼少期に身につけた過去の記憶によって、依存したいか/依存させておきたいかが決まっています。
カテゴリー: 夫婦円満・パートナーシップ ブログ
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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