仕事が続かない、職場を転々としていた男性
2019.3.1
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人間関係がうまく築けず、仕事が長続きしない
かなりつらそうで、うつ状態という男性から、「仕事が長続きしないんです」という相談がありました。
コンピュータ関係の仕事をしているのだそうですが、
- ちゃんとやっている
- 言われた通りにやっている
にも関わらず、こと細かく指摘されたり、イラッっとされることが多く、会社にいるのがつらくなるとのことでした。
この男性、国立大学を出ていた高学歴なのですが、同じチームでは年下の人が指示をだ明日立場らしく、最近では毎日その人にイライラしてしまい、会社に行きたくないとのことでした。
そんなパターンが続いていて、会社を転々として長続きしないことで悩んでいました。
自分が抑えている感情を認めると、自分と仲直りしやすい
つらかった幼少期
聞いてびっくりしたのですが、幼少期はとてもつらい環境だったようです。
- 父親は変わった人で、定職に就かず、生活費を稼いでこない。
- 姉も引きこもりになっていた。
- 母親は生活費を稼ぐために、家にいないことが多く、帰ってきても常にイライラしている。
聞いているだけで、本当につらかったんだろうなと思いました。
母親からは、
- 褒められたことがない
- 屁理屈ばっかり言うな
- 男として魅力がない
そんなことをよく言われていたそうです。特に「屁理屈ばっかり言うな」というのは、職場でもそれに似たことをよく言われるそうで、かなり我慢してここまでやってきたと話してくれました。
つらかったことを認めたくない
まずは、今の自分を認めてあげてもいいんじゃない?と思ったので、
- つらかった…
- つらすぎた…
- つらいよ…
と言ってもらおうとしました。すると、「今は言いたくありません」とのことで、しばらく間を置いても、やはり言いたくないとのことでした。
言いたくないことを押し付けることはできませんので、次に、
- だまれ!
- うるさい!
- もう我慢しないぞ!
- 俺は怒っているんだ!
と言ってもらいました。すると、涙を流していました。そして「それが言いたかったことです」とのことでした。
本当は言いたいことがあるのに、それさえ必死に耐えてきたんだなと思いました。また、「怒り」を抑えるというのは、自分もやっていたことだったので、自分と重なる面もありました。
ひとしきり涙を流した後、前に戻って、「つらかった」というのを言ってもらうと、「本当に言いたかったことが言えて」とてもスッキリしたようでした。
自分が、
- つらい
- つらけど我慢している
- 本当は怒っている
ということを認めずに、自分だけで背負っていたため、ますますつらくなる状況を作っているのです。
諦めていたこをやろうという気持ちになった
この男性もやはり、相談に来たときはうつむき加減だったのですが、声に出して言葉を言ってもらって、たくさん涙を流した後は、とても軽やかなオーラになっていました。
そして驚いたことに、「子どもが欲しい」と言っていました。というのも、怒りが出てきたら困る、怒りが湧いてきたら殴ってしまいそうで、子どもを作るのをやめていたそうです。
でも、相談が終わる頃には「子どもが欲しい」と言う気持ちになったそうです。
「怒り」を抑えていることが、「子どもを育てること」にこんなに影響していることを知って、私もとても勉強になりました。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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