人生がうまくいかないと感じている人へ、「うまくいく」って何?
2019.4.29
あなたは「人生がうまくいかない…」と焦っていませんか?
自分でも気づかずに「人生がうまくいかない」という慢性的な焦りがあり、それが原因で、子どもを叩いてしまっているかもしれません。
うまくいくって…何だろう?
最近、新卒向けの研修講師の仕事をはじめた私。仕事のいつものパターンなんですが、私は最初はうまくいくんです。うまくいくというのは、平和で特に問題がないということ。
受講生が優秀で、予習・復習をしてくるんです。なので、講師の私が講義とかサポートをしなくても、勝手に確認試験で高得点をとってくれる。4月はずっとそんな感じでした。
あなたはこの状況、
うまくいっていると思いますか?
(私はうまくいっていると思っています。)
毎日毎日そんな感じなんで、
- 今日もうまくいった
- また、今日もうまくいった
- 今日も平和だった…
そんな感じで4月が過ぎていきました。
毎日うまくいって、特に問題が起きたり、置いてけぼりになる受講生もいないので、平和な毎日に退屈さを感じながらも、私はこんなことを考えていました。
「うまくいく」「うまくいってる」って何だろう?
と。
自分の思った通りになる・結果が出ていること?
妻に「うまくいく」ってどういうことだと思う?と聞くと、
自分の思った通りになってることじゃない?
と言われました。なるほど確かにそういうイメージですよね。自分の期待した通りになってるとか、思い描いてた通りになってる、よい結果が出ていると、「うまくいってる」って感じるんじゃないかと思います。
ただ、そうなると自分の考えている基準なんて、けっこうあいまいじゃないですか?
頑張り屋さんは基準が高い
イライラして子どもを叩いてしまう人は真面目な頑張り屋が多いです。なので、「うまくいく」の基準を高く設定してしまっていませんか?
テストでいうと、100点とったらうまくいった。最低でも90点はとらないとうまくいったことにはならない。
下手したら100点とっても、
- 次はうまくいくかわからない
- 今回は運がよく、たまたまうまくいっただけ
- 100点でも改善点があるはずだ
と考えて、100点なのにうまくいったと自分を認めることができない人もいるかもしれません。そうなると人生、かなりつらいですよね。
他の人からしたら、「え…それ以上にうまくいきようあるんですか?」って感じるはずです。でも本人はそうは思っていない。
基準が高いとこうなる
基準が高いと自分を認めることができないので、頑張り地獄に入ります。100点とっても、「ここからがスタートだ。この現状に甘んじずに、ずっと100点取り続けるぞ」って考えたりするはずです。
できてもできても、永遠に認めることができない、頑張り地獄。永遠に「安心」することができない心理状態ともいえます。
どれだけ、
- 仕事で褒められても
- 会社で昇給しても
- 会社で昇進・出世しても
基準が高すぎるので、満足できない。不満足体質ともいえます。できるだけ上へ上へ。上にいけたら、そこからさらに上へ。
虐待をしていた時の私はそんな感じでしたよ。とにかく上を目指すことや、向上心があることが良いと思っていました。
あなたはそんな頑張り地獄や不満足体質になっていませんか?一度自分自身をチェックしてみてくださいね。
「うまくいく」の基準(ハードル)を下げよう
もし自分が頑張り地獄や不満足体質になっていると気づいたら、「うまくいく」の基準を下げてみてください。
どこまで下げればいいかというと、一度極限まで下げてみてください。
テストでいうと、
- 50点でも、うまくいった
- 0点でも、うまくいった
- 名前を書いただけでも、うまくいった
という具合です。昔いましたよね、テストで0点とってるやつ。
あなたはそういう人見て、バカにしていませんでしたか?「何であいつあんな点数で生きてられるんやろ」と。そういう人、実は「うまくいった」の基準が低くて、ストレスなく生きている人なんですよ。
一方あなたは、「0点なんかとったら生きてられん」「親に怒られる」なんて思っていたんじゃないでしょうか。0点を平気でとれる人は、「0点なんか屁でもない」「親なんかしらん」と思って、自分らしく生きている人です。
テストで「名前を書いただけでもうまくいった」よりさらに基準が下げられないか考えてみてください。
例えば、名前を書いてさえいなくても…
- 学校(会社)に来ただけで、うまくいってる
- テスト用紙が配れてる時点で、もううまくいってる
- 生きてるだけで、うまくいってる
こんな風に、うまくいったの基準を下げると、今あなたがいる場所でも十分「安心」できることがわかります。
「じゃあ、そんだけ基準下げて、あなた一体何がしたいの?そんなん求めてないけど?」って思うかもしれませんね。
実は基準を下げることが、人生がうまくいかない状態から抜け出す、大きな鍵なんですよ。
そのことは次の記事に書いていきますね。
まずは、今、「人生がうまくいかない」と感じているあなたが、「どんな基準をもっているか?」を考えてみてください。
そして、その基準を「極限まで下げて」毎日生きてみてください。
すると、イライラしなくなって、子どもを叩くのもやめられますよ。
私の基礎セミナーでもそんな話もさせていただきますので、ぜひ来てみてくださいね~
P.S GWをどう過ごしていますか?
私は子どもと一緒に多摩川でテナガエビ釣りに挑戦してきました。
子どもが自分で釣り上げてくれたので嬉しかったです。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
無料メール講座のご案内
イライラして子どもを叩いてしまうという会社員のパパへ
なぜ「今の自分を認めていないと」子どもを叩いてしまうのか?
夫婦円満になって、子どもを叩くのをやめる方法が学べる7ステップメール講座を無料でお受け取りください。
今だけ無料!