不安が不安を呼ぶ。不安を解消する/取り除く方法は?
2019.3.6
あなたは「不安」を感じたときにどう対処していますか?適切な対象法を身につけると、よい結果を得ることができます。一方、自分の反応によっては、どんどん悪い方にことが進んでしまいます。
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私、妻、5歳、4歳でトランプの神経衰弱をやったら…
我が家では毎晩、トランプをやっています。私、妻、5歳、4歳の4人でやっています。
最初はたまたま面白い柄のトランプを見つけたからやっていたのですが、子ども達がトランプにはまってくれました。
保育園でもやったらしく、保育園で神経衰弱を覚えてきたので、家でも神経衰弱をやるようになりました。
初めてやったときは、5歳4歳でも大人と互角に戦えることにびっくりしました。完全に互角とは言えないですが、ちょっと手抜きしてあげると、5歳の子も4歳の子も一番になります。逆に大人はついさっきめくったカードが覚えられず、記憶力の低下に嘆く始末(苦笑
4歳の子が泣き出した
とはいえ、4歳の子は勝つときもあれば、2ペアぐらいしかとれずに、4位になる事が多い。とにかく勝ちたい気持ちの強い彼が先日、ぜんぜん当てられずに泣き出してしまいました。
当てることができずに、
負けちゃう、負けちゃう。゜(゜´Д`゜)゜。
と言って、大泣きしてしまいました。(いつもの事なのですが)
不安が不安を呼ぶ
泣いた後、彼の行動が印象的でした。
トランプを見なくなった
のです。これまで彼を見ていると、3回前に誰かがめくったカードを覚えていることもありました。冷静に考えると、勝ちたいなら、トランプを見ることに集中した方がいいはずです。
しかし彼は、「自分が負けるかもしれない」という不安が大きくなり、冷静に対処することができなかったのです。
彼はトランプを見なくなったために、その後も1ペアも当てることができずに4位に沈みました。もう一度集中してカードを覚えることに意識を向ければ、彼の実力からすればとれないことはなかったはずです。
能力に大差はない
4歳の子も5歳の子も、見ていると記憶力に大差はないようです。しかし、写真を見ていただくとわかるように、5歳の子は「食い入るように」カードに集中しています。
これが結果に大きな差をもたらしています。泣き出した4歳の子も、同じように集中してカードを覚えていたら、同じ結果が得られたかもしれません。
不安を解消する/取り除く方法
これは4歳の男の子、つまり、幼児の事例ですが、大人でも同じように不安に押しつぶされて、冷静に対処できないことはあるのではないでしょうか?
ここからは、「不安」に対してどう対処すればよいかお伝えしていきます。
感じきると、不安は消える
「不安」の正体は、「妄想」です。未だ起きていないことに対して、「こうなるかもしれない」という妄想が不安です。
不安の対処法は、
不安をちゃんと感じる
ことです。不安は感じきると、消えていきます。
不安を、
- ごまかそうとする
- 消そうと行動する
- ないものにする
と、不安はさらに大きくなってしまいます。
不安が湧いてくること自体をなくすことはできません。なぜなら不安というのは、私たちの身を守るため、原始時代から発達してきた機能だからです。
不安をごまかしたり、消そうとするのではなく、不安から逃げずにしっかり感じきること、これが唯一の対処法です。
その場に立ち止まって、
- ああ、不安だな・・・
- 自分は不安を感じているんだな
- これが不安というものか
そんな感じで、最初は「ああ、不安~~」「不安不安不安!」と、ずーっと感じてください。すると「自分は不安を感じているんだ」と客観的に見つめることできるようになります。冷静に自分が不安を感じていることができるまで、不安という波が過ぎ去るのを待ちます。
不安を客観的に感じられるようになると、次は現実的な解決策を打ち出すことができるようになります。トランプの例でいうと、「よし、カードを覚えるのに集中しよう」という具合に。
不安は「波」のようなもので、落ちついてその場に立ち止まっていれば、過ぎ去っていくものです。逃げようとしたり、立ち向かおうとすると、疲れ果てて波に飲み込まれてしまいます。
たったこれだけ、不安を「過ぎ去るのを待つ=感じきる」ができるかどうかだけで、あなたの人生で得られる結果が大きく変わっていきますよ!
不安なときにやってはいけないこと
不安なときにやってはいけないことは、
- ごまかそうとしたり(感じないふりをする、冷静を装う)
- ムキになって抵抗/反抗しようとしたり(キレる、怒る、誰かのせいにする)
- 不安を消すために行動する(別のことで埋めようとする)
ことです。そうすると、必ず不安が大きくなっていきます。
不安を消すための行動は、もっと大きな不安を連れてくる
ことを覚えておいてください。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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