「理想の父親・パパ」なんてクソ食らえ!神話があなたを苦しめる
2019.2.14
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あなたは「理想の父親」になろうと頑張っていませんか?
例えば・・・
- いつも笑顔でニコニコ
- 怒らない/優しい
- よく遊んでくれる
- 何でも買ってくれる
- 頼りになる
- 運動神経抜群
- オシャレ/カッコイイ
- 仕事ができる/お金持ち
- 家事を手伝う/奥さんを助ける
- きびきび動ける
- 部長クラス以上
- 立派な一軒家/タワーマンションに住んでいる
こんな人が、あなたの父親だったら、
どんなに鼻が高かったでしょうか?
あなたがそんな人だったら、
確かに、あなたの子どもも奥さんも、
さぞかし鼻が高いでしょうね。
あなたはどんな父親になりたいと思っていますか?
もしかして、上のような父親が理想だと思っていませんか?
- ダサい
- 動けない/動きがとろい
- 低年収/仕事ができない
- ずっとゴロゴロしている
- 怒ってばっかり
実は私は、心理学を学ぶ前には、
理想の父親になろうとして、苦しんでいました。
- いつも笑顔の優しいパパがいいんだ
- お金を稼いで家族に贅沢させるんだ
特にこの2つが大きかったですね。
本当は怒りたいのに、
笑顔の優しいパパという像を崩さないために、
怒りを抑えて穏やかに子どもに接したり。
子どもに欲しいおもちゃを買ってあげる、
奥さんにタワーマンションを買ってあげるために、
休む時間を減らして副業に励んだり。
結果、全く理想の父親にはなれませんでした!笑
むしろ、子どもを虐待して児童相談所のお世話になってしまい、
家族とは別居することになり、
会社も辞めてしまい、貯金は減る一方。
もう、ふんだりけったりでした。
あなたはどんな理想/神話を持っていますか?
ここでは「理想の父親」という観点から見ましたが、
他にもいろんな観点であなたは神話を持っていませんか?
例えば
- 理想の夫婦像
- 理想の家族像
- 理想の人間像
- 理想の社員像
このように、いろんなシーンで人は理想を持っているものです。
私はここで、その理想を捨てるように提案します。
理想を捨てて、「今のままの自分で十分だよ」と、
ねぎらってあげて欲しいと思います。
理想はあくまで理想であって、
完全にドラマやメディアが作り上げたものです。
そんな「理想」や「神話」、「像」、
に踊らされる必要はまったくありません。
理想を捨てた方がいいたった1つの理由
理想というのは、近づこう近づこうとすればする程、
実現しよう実現しようとすればする程、
現実とのギャップが大きくなるという法則があります。
なぜかというと、
「理想のパパになろう」という思いは、
「今の自分は理想ではない」という思いが裏にあるからです。
「理想のパパになろう」という思いが大きければ大きい程、
「今の自分は理想ではない」という現実が大きくなるのです。
その結果、落胆、がっかりしたり、
自分が情けなくなったり、
ダメな人間だと自分を責めてしまいます。
そして
- もっと頑張らないと
- もっと改善しないと
- もっともっと○○しないと
と奮起するのですが、
その「もっと」がさらに、
「今の自分は足りていない/不十分だ」という思いを強化します。
このような負のループから抜け出すにはどうすればいいのでしょうか?
あなたはもう、理想の人間である
このループから抜け出すのは簡単で、
- 今の自分は十分、認められている
- 今の自分は十分、立派な父親だ
- 今の自分は十分、素敵な夫だ
このように「思う」ことです。
「今の自分は理想ではない、だからもっと頑張らないと」という思いを捨てて、
「今の自分は十分頑張ってきた。だからもう自由に生きていいよ」と、
自分に「今の自分のままでよい」と許可を出してあげましょう。
そうすると、このループから抜け出すことができます。
すると、今の自分で十分認めてくれる出来事が、
現実世界にも現れてくるようになります。
「今の自分は理想ではない」という思いをもっていると、
今の自分のダメさを感じさせる出来事が、
現実世界に溢れるようになっているのです。
あなたもぜひ、
今の自分をしっかり認めてあげてくださいね。
このブログを書いた人

虐待・夫婦問題専門カウンセリング ヤマダ心理サポート 山田孝典
1986年兵庫県明石市生まれ。年上の奥さんと結婚した後、2人の子を授かるも、イライラをコントロールできずに、我が子を虐待してしまう。
家族と幸せに暮らせるようになるため、育児系のブログやウェブサイト、公共の無料相談、クリニック・病院の心療内科・精神科、民間カウンセラー(アダルトチルドレン系)に助けを求めるも状況は改善されず。。
別居・離婚寸前だったが、心屋塾に入門し、虐待をやめることができ、「今の自分でもいいんだ」と思える、実用的で現実的に効果のある方法・ポイントにたどり着き、虐待をやめられて、奥さんとも円満に暮らせるようになった。
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